笙&龍笛の会 ご報告!

4月22日、朝から雨。
20数本の傘をどこに置く?
こんなことを考えながら一日がスタートしました。


「笙」は2時間前から温めなければならない、初めて知りました。
料理の準備をするなか、音合わせがはじまり
屋内外で演奏される楽器だからでしょうか
その音の大きさ、深さ、広がりに驚きました。
思わず聞き入り料理の手もとまります
龍笛との音の重ねに「間」を知り
互いの音に耳を研ぎ澄ませ呼吸を感じ
まさしく全身全霊とはこのことか・・・





立烏帽子に狩衣・切袴姿も凛凛しいお二人をお迎えし
間もなくイタリアへ留学するNさんがMCを担当
誰もが一度は聞いたことのある名曲「越殿楽」ではじまりました
なんと、民謡「黒田節」の原曲だそうです。
古典曲・東儀秀樹作曲「やさしい気持ち」・「Aphrodite」
雅楽器にあうようアレンジされた「もののけ姫」「花祭り」
「I am with you」
楽器の説明など伺いながら8曲が演奏されました


雅楽由来のことば
*音頭をとる
*塩梅⇒やがて塩梅(あんばい)に
*千秋楽
*打ち合わせ


雅楽とは
「雅楽」とは、元来は「俗楽」に対する言葉で、正統の音楽を意味する
日本の「雅楽」は、日本古来の歌と舞、古代のアジア大陸から伝来した器楽と舞が日本化したもの
およびその影響をうけて新しくできた歌の総体で、ほぼ10世紀(平安時代中期)に今日の形に
完成した日本の最も古い古典音楽
主として宮廷、貴族社会、有力社寺などで行われてきた
現在は宮内庁の楽部が伝承する雅楽がその基準となっている
「宮内庁式部職楽部:雅楽」より

笙とは
細長い竹管を17本、頭(かしら)と呼ばれる椀形の円周上に並べています。
鳳凰が翼を休めている姿を模したといわれ「鳳笙」とも呼ばれています。
竹管の下の部分に金属のりーどがついており、吹いたり、吸ったりして振動させて音が鳴ります。
その発音構造は、のちにハーモニカに応用されたといわれています。
英語で「マウスオルガン」といわれるように、パイプオルガンのような音色が特徴です。

演奏の後はワインや小菜を愉しみながらお喋りに花が咲きました

演奏下さった笙W様 龍笛U様 貴重な機会をありがとうございました
たくさんのご参加、感謝申し上げます
お料理写真

印象に残るひと時でした
後になりましたが朝から料理のお手伝いTさん&Oさん
ありがとうございました。

by au coin du feu

トップへ戻る