*Domaine de L’Arjolle(ドメーヌ・ド・ラルジョル)
原産地呼称:Vin de Pays des Cotes de Thongues
(VDPデ・コート・ド・トング)
こちらの蔵は2度目の訪問となりました。
お父様のルイ=マリ・テスランさんと息子さんのフランソワが
明るく迎えてくださいました。
長靴姿のフランソワさんは作業の真っ最中ですぐに仕事場へ。
いつも明るく楽しいテスランさんがまずは畑へと案内くださいました。
穏やかな地中海性気候を思わせる空気と空、
それはラングドックの中心都市モンペリエから西へ約40キロほどのところです。
お宅から歩いて数分、畑が広がります。前回は無かった「気象索知センサー?」が
畑の入り口におかれ、予知に気を配っているとのことでした。
畝と畝の間に雑草を残し、余分な養分を吸収させるそうです。
カタツムリもいました。テントウ虫も。
高度な技術と手間暇をかけて、葡萄の樹1本1本を大事に育てておられる。
次世代に繋ぐ家族経営ワイナリーの一つの姿があるとおもいました。
アメリカで勉強した経験のある息子さんが作成した中が見える樽。前回は稼働していませんでしたが今回は熟成中でした。
この一樽ですべての工程を完結させるオンリーワイン?
畑を見学後、作業場カーブへ。こちらはとてもカッコイイ建物。
お話を聞いたあと全14種のワインを試飲させていただきました。
品種も
CS,CF,Sy,GR,Zinfandel,Carmenere ,
SB,Ch,Muscat a petit grain,Vionier
バラエティー!
散々頂きましたが、外に出てフィンガーフードとともにヴァン・ムスー シャルドネで乾杯!
グラスがハート型に並べてあって、嬉しい!
美味しいお摘みとともにさらに飲ませていただきました。
新商品?赤ワイン風味の塩が何気なく置かれていて購入。
個人的にはSBとVionierの1本が気に入りました。
こちらの赤はどれもコクのあるできあがりで、
お値段にも反映されています。
収穫と前後の作業で大忙しの中、
心温まる一時をいただきました。
やはり「感謝」、有難いことでした。
垣根がローリエで、ちょこちょこと摘ませていただきました。。
ほんとうに良い香りです。
そう道すがらにフェンネルもひらひらとなびいていて、
これも良い香。料理が美味しくなること必然で、
ワインとぴたり!
ラルジョルさんを出てエクサン・プロヴァンスまで
230キロのバス旅。
時間切れで「セザンヌの家」はお外から拝見。
糸杉が似合います。
長い一日でしたが〆はやはりワインで。
南仏ともおわかれです。
今しばらくお付き合いくださいませ。
北上しボーヌ・ブルゴーニュ・ボージョレです。
au coin du feu