道具とのつきあい方

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昔ながらの竹製のざるは、世界に誇る日本の道具。
ステンレスやプラスチックでできたざるも便利ですが、
水切りや使い勝手のよさでは、自然素材の竹ざるには到底及びません。
竹そのものが水分を吸収するので、
茹で上げた食材の余分な熱や蒸気をほどよく発散してくれる。
自然の仕組みながら、実に機能的だと感心してしまいます。
また竹ざるは水切りだけでなく、蒸し料理にも欠かすことができません。
旬の野菜や新鮮な魚を竹ざるに乗せて、
水を張ったお鍋で蒸し上げるだけ。
素材本来の味わいや彩り、形をそのまま生かすという
日本やアジアらしい調理法にぴったりと合った道具なのです。

長く愛用するためには、使うたびにしっかりと乾燥させ、
通気のいい場所に保管してカビを防ぐことが重要。
見た目にも涼やかな竹ざるは、今年の夏もまた、
我が家の食卓で大活躍してくれることでしょう。

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